過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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951: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/09(月) 21:36:27.84 ID:Hdk35R4go

「?」

「どうも、木山は教え子を助ける為の予測演算をしたかったみたい。どうやったら助けられるのかシミュレートしたかったんだって」

「ンなモン、申請して樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)にやらせりゃイイだけの話じゃねェのか」

「それが、悉く申請が却下されてたらしいわ。どうも学園都市の上層部がグルになって木山の教え子たちが助からないようにしてたみたい」

「何で?」

「さあ……」

二人は顔を見合わせて首を傾げる。
美琴の話では木山の教え子たちは違法な人体実験の犠牲となって意識不明になったらしいのだが、どうして助けてはいけないのだろうか。

「助けられるなら助けりゃイイじゃねェか」

「うーん、何かその子たちが意識不明になることによってメリットが生じるとか? どちらにしろ碌でもない理由でしょ」

「違いねェ」

かく言う一方通行も、学園都市の怪しげな実験の犠牲者みたいなものだ。
そこに一体どんな大層な大義名分があるかは知らないが、きっと美琴たちにとっては取るに足らないようなことに決まっている。
彼女は、ここ最近それをより強く痛感するようになっていた。

「で、どォしてンなただの研究者が起こした事件を片付けるのに大騒ぎになったンだよ」

「それがさあ、木山は脳波ネットワークを利用して多才能力(マルチスキル)とかいうのになって、大暴れしてたのよ。
 あれは流石の私でも倒すのにちょっと苦労しちゃった」



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