過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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970: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/14(土) 20:22:38.32 ID:SfnEmynoo

何しろ、彼女の検体番号(シリアルナンバー)は13577号。
もし美琴の目の前でそんな検体番号を名乗られてしまったら、一巻の終わりだった。

「何よ、アンタこんなとこで何してんの?」

「お金集めです、とミサカは間髪入れずに即答します」

「お金集め? こんなところでお金なんて集まるの?」

「それにはちょっとした秘密がありましてですね……」

が、その時。
突然一方通行がミサカ13577号の顔を正面からがしっと掴んだ。
ミサカ13577号は流石の無表情だが、当然美琴は困惑する。

「な、何? 何なの?」

しかし戸惑っている美琴を無視して、一方通行は能力を発動させる。
いつかミサカ10039号にやったのと同じように、回線を開いて通話を行うのだ。

『オイ、オマエ自分の検体番号は名乗るなよ』

『何故ですか? とミサカは首を傾げます』

『自分の検体番号を忘れたのか? 13577はヤベェだろ』

『ふむ。それはつまりお姉様にミサカたちがそれほど大量にいることを教えたくないと? とミサカは一方通行の真意を推測します』

『そォいう事だ』



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