過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/05/14(土) 20:23:35.04 ID:SfnEmynoo
「つまり二人目のクローンと言うことになりますね、とミサカは困惑しているお姉様の為に補足説明をします」
ミサカ13577号の言葉に、美琴はそのままフリーズしてしまった。
案の定、驚いているらしい。
たった二号でこの反応なのだから、もし本当の検体番号を知ってしまったらどうなっていたのだろう。考えるだけで恐ろしい。
妹二号(仮)の発言を口の中で繰り返し呟いていた美琴は、やがてはっと我に返る。
「か、覚悟はしていたけど、やっぱり私のクローンってあの子だけじゃなかったのね……」
「そういうことですね、とミサカは肯定します」
「……もしかして、これまでにも何度か秘密で入れ替わってたりする?」
「いえ、それはありません。今までお姉様たちと接してきたのはすべて同じミサカ……妹一号、になりますね。とミサカは誤解を正します」
ミサカ13577号があまりにも何でもない事のように淡々と説明するからか、美琴もだんだんその雰囲気に流されてくる。
そもそも、御坂妹からクローンは一人じゃない、というようなことは何度も仄めかされてきた。
今更こんなことで驚く必要もないか、と美琴は無理矢理自分を納得させる。
「まあ良いか……。えーと、アンタのことは妹二号で良いの?」
「お好きなように及び下さい。ですが単純に妹二号の方が分かり易いと思いますよ、とミサカは最初の呼び名をお勧めします」
「……うん。じゃあそうさせて貰うわね」
突然の出来事に美琴は少し疲れてしまったようだったが、彼女はミサカ13577号へと近付いていくとすっと手を差し出した。
それがどんな意味を持つものなのか知っていたミサカ13577号は、飛び付くようにはっしとその手を掴む。
「宜しくお願いしますね、とミサカは握手に応じます」
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