11:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/11/23(火) 16:11:52.33 ID:QAMcOFU0
黒子(マンガに出てくるような、大昔の学校のような感じですわね。とにかく、外の様子はと……)
そう思い、近くにあった窓に手を掛けて開けようとするが、びくともしない。
いくら力を加えても、かすかに動く気配すらない。
まるで、窓が壁に描かれたオブジェの様な感じだった。
窓の外を覗いてみると……黒い空から降りしきる雨。
そして、その向こうにはどこまで続いているか分からない漆黒の樹海が広がっていた。
黒子(学園都市にこんなところはありませんわね。何がどうなっていますの。お姉さまは?)
慌てて周囲を振り返る。
だが、この場には黒子を除いて誰一人いなかった。
黒子「お姉さま、佐天さん、初春……いますの!?」
とにかく叫んでみるものの……返事は返ってこなく、ただ静寂が漂うのみ。
黒子(とにかく……じっとしていても仕方ありませんの)
歩を進めるが、目の前の廊下はすぐさま朽ち果てていて、大きな裂け目がぽっかりと口を開けており、前に進めそうにない。
引き返そうと思ったとき、張り紙が壁に貼ってあるのが目に入る。
そこに書かれていたのは……
『ろうかをはしるな』
黒子(ひらがな書き……小学校ですの、ここ……ん!?)
そう思ったとき……いきなり大きな揺れが襲い掛かった。
背後の天井が一部崩れだしたのか、バキバキという音が耳に入る。
すかさずその場にしゃがみこむ。
揺れはすぐに収まった。
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