167: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/19(日) 17:40:36.88 ID:k5.pryY0
美琴「はぁ……はぁ……」
肩で息をしながら、ロウソクのところまで歩き出す。
そして、再び指から火花を散らし、ロウソクに火を灯す。
再度、付近に散らばっている人骨が目に入る。
その時、制服のあたりに生徒証らしきものが落ちていたのを見つけた。
美琴(……美里市立 彦糸高等学校3年6組 愛知心……学園都市の外の学校ね)
一つため息をついて、改めて人骨を眺めなおす。
美琴(私は超電磁砲があったからなんとかなったけど……この人は何もできずに出られなくて……かわいそうね)
そして、目を閉じて――遺体に向かって手を合わせる。
哀れな犠牲者に対してできる、精一杯のことだった。
美琴(とにかく……まずはここの状況を調べないと。黒子に、初春さんに佐天さんはどうなったのか……心配だわ)
目を開けると、しゃがみこんで、近くに落ちていた小さな木片にロウソクを立てる。
それを手にして、ゆっくりと教室を後にしようと、ぶち抜いた出入り口に向かってあるきだそうとした――その時。
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