316: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/01/19(水) 21:52:39.28 ID:RwKi7YBx0
美琴「……ううっ……」
読んでいるうちに嘔吐感を覚える。
メモをはらりと床に落とし、喉元から熱いものが込みあがってくるのをなんとか抑えようと必死になっていた。
初春「ちょっと、御坂さん。どうしたのですか?」
心配そうに面持ちで、初春が美琴の顔を覗き込む。
そして、美琴の足元に落ちたメモ用紙に目が移り……。
美琴「だ、だいじょうぶよ。それより、これはマジで読まないほうがいいって」
初春「いきなりなに言ってるのですか。これだって手がかりかもしれないじゃ……」
美琴「そんなの手がかりじゃないって。というか、初春さんにキツい内容だから!!」
初春「頭ごなしに、私にはきついって決め付けないでください。そこまで精神は弱くはありませんよ」
語調に興奮の色が帯びてくる。
必死になって止めようとする美琴の手を振り払い、床に落ちていたメモを拾い上げ……目を通した。
初春の表情が……みるみるうちに無表情になって……怯えがじわじわとにじみ出てくる。
メモを持つ手が小刻みに震えだし……勢いよくメモを床に叩きつけるような感じで投げ出した。
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