339: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/01/23(日) 03:12:18.97 ID:Mp/H8XRA0
美琴「な……そんなことできないわよ!!」
いきなり出た突拍子もない提案に、思わず声を荒げた。
初春「いいんです。私は大丈夫ですから……それより、早くここを出る手がかりを探してもらったほうが……」
美琴「だめだめ!!こんな得体の知れない場所に、初春さんを一人きりにさせることなんてできるわけないじゃない。危険すぎる」
初春「行ってください。早く」
美琴「だから、そんなのできないって。初春さんの身に何かあったら、どうするの。
そうなったら、黒子に佐天さんに会ったときに、何て言えばいいのよ」
必死になって、初春の提案を拒絶する美琴。
それもそうで、目の前に得体の知れない少女が出て怯えたり、不気味な遺書を目にして過呼吸になったり……。
口で大丈夫という割に、実際は全然大丈夫じゃない。
美琴に気を使ってなのかもしれないが、そんなのは逆に迷惑だ。はっきり言って、いらない。
聞いているうちに、美琴の心の中で苛立ちが渦巻いて、大きくなっていく。
1002Res/516.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。