41: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 21:16:14.11 ID:H3VnwME0
??「……キ……ザ……ミ……」
右に固まっている3体の白骨死体のほうからする、低い男の声。
恨みが篭っているとも思える、その不気味な呟きは、しっかりと黒子の耳にも届いた。
??「……サビシイヨ……イタイヨ…………ナァナ……チャン……」
今度は、左側の女生徒の亡骸からする、今にも途切れそうなか細い少女の声。
黒子「一体、何ですの!?」
立て続けに起こる、遺体からの呟きに、湧き上がる苛立ちをぶつける。
黒子(こんなことをしている場合ではないですの!!)
すぐさまテレポートでその場を離れた。
目に入ってきたのは――真っ赤に塗られた引き戸。
黒子(……これまた不気味ですの。用務員室かしら?)
引き戸の上には【用務員室】と書かれた札が、今にも落ちそうな感じで壁に掛けられていた。
中は電灯が灯っているのか、引き戸にある曇りガラスから光が漏れている。そして――
……シャーッ……
黒子(……この音、テレビのノイズの音みたいですの……)
中に入ろうと、扉に手をかけるが、鍵が掛かっていて開かない。
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