47: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 21:24:34.77 ID:H3VnwME0
ボワッ!!
遺体から何か湧き出る音がしたかと思うと……遺体の真上にそれは浮かび上がっていた。
――血のように真っ赤な色をした……燃えたぎる炎のような――いや、時折人の形をとる――モノが。
黒子「ひっ、ひぃぃ!!」
突如生じた光景に、情けない声を上げて、思わず背後にのけぞらせた。
そんな彼女の様子にお構い無しに、そのモノはゆっくりと話し出した。
恨めしさが篭った、さびしげな少女の声で……。
??「……ねえさま の うそつき……」
黒子「…………」
体は強張っており、その場から動くことさえできなかった。
自身の息が明らかに荒くなっていくのが分かる。
冷や汗が全身を伝い落ち、全身が冷たく感じてしまう。
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