554: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:28:55.90 ID:gyj0vDmf0
佐天「何だ、あっちがいけるじゃん……」
ため息をつきながら、前方の出入り口へと歩き出す。
床が抜け落ちているたり、木材がめくれあがっている所があった。
それらに気をつけながら、恐る恐る前へと進む。
佐天「出られないかと思っちゃったよ……」
ため息に近いような感じで息を漏らしながら、出入口をくぐりぬけようとした時――
佐天「ロウソク……なんでこんな所に?」
黒板脇の床の上に、火のついていないロウソクが転がっていた。
さらに、ロウソクを立てるための金属製の皿まで近くに転がっている。
佐天「こんな廃墟にロウソクって、気持ち悪いよね」
口ではそのように言いながらも、出入口の向こう側が闇に閉ざされているの見て、
佐天「火があればいいんだけど……」
ライターやマッチなどは当然持っていなかった。
ロウソクや皿まで落ちているのだから、ひょっとしたらあるかもと思い、何気なく周囲を眺めまわしてみた――その時。
1002Res/516.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。