556: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:30:14.83 ID:gyj0vDmf0
佐天「……ほ、本当に……シャレにならないって……」
縮こまらせた全身を小刻みに震わせていた。
すぐにも立ち去ろうとするが、足がすくんで動かない。
思わず遺体から目をそらそうとしたとき――目に入ったものがあった。
佐天「マ、マッチ?」
だらしなく床に垂らした右手の骨の先には、一個のマッチ箱が落ちていた。
さらに傍には、握り締められ、くしゃくしゃになった紙が散らばっている。
すかさず前に身を乗り出して、手を伸ばす。
マッチ、さらには傍にあった紙までも無我夢中で掴む。
マッチ箱をすぐさま開けると――数本のマッチ棒が見えた。
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