560: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:41:43.89 ID:gyj0vDmf0
佐天「ここ……本当にどこなんだろ……」
灯は一つも見えない。
ただ、佐天の手にしているロウソクの炎と、背後から漏れる部屋の明かりが、ガラスに反射して映っているだけ。
そこに不安げな佐天の表情がうっすらと浮かび上がっていた。
さらに背後には出てきた部屋の入口をも、ぼんやりと映し出している。
上のほうに掛かっている【5-A】と書かれた木の札が逆向きになって見えていた。
佐天「本当に学校みたいだけど……死体もあるなんて……」
朽ちた廃校舎。
そして、そこに転がっている白骨死体。
ここがどこなのかは――はっきりとは分からない。
ただ――普段では想像できない恐ろしいことが起きた――それだけは分かったのだった。
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