567: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/19(土) 21:24:36.61 ID:JkVeA1Oy0
――左の方へと。
手にしたロウソクの光が、ぼんやりと佐天の顔を照らしていた。
だが、その表情は暗く。
そして、先へと続く廊下も、延々と闇に閉ざされていた。
外に面した窓はあるものの、入ってくる光は無く、ロウソクの光がただ、うっすらと照らすだけ。
ただ、ギシ、ギシと足を乗せるたびに、軋む床の音が虚空に響いていた。
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