569: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/19(土) 21:26:28.48 ID:JkVeA1Oy0
佐天「何……この部屋……」
目の前に広がった光景に、ただ息を飲むばかりだった。
赤く塗りたくられた引き戸。
そこにはめ込まれた磨りガラスから、白い光が漏れている。
そして、先ほどから耳についている音も――この部屋の中からはっきりと聞こえていた。
佐天(……用務員室?)
今にも落ちそうな朽ち掛かった木の札の文字にはそう書かれていた。
扉の前に立ち、誰かいないかとノックをしようと思った――が、それはためらわれた。
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