681: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/13(日) 05:37:40.52 ID:WkhQ+rEs0
佐天「あはは……折れちゃった……」
その場に力なく膝を落とす。
今にも泣き出しそうな表情で、ただ乾いた笑いを浮かべていた。
子供の笑い声はいつしかなくなっていた。
だが、佐天はその場から動こうとしない。
倒れた引き戸の先に広がる廊下を、ただ呆然と見つめていた。
佐天「……帰りたい……帰りたいよ……」
目から一筋の涙が垂れ――ゆっくりと頬を伝う。
それは絶えることなく、延々と光る筋を作り出す。
時折しゃっくりを出しながら、嗚咽していた。
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