723: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:07:48.02 ID:KhPFRn0y0
??「……が……」
小さな喘ぎ声があがった。
724: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:08:15.51 ID:KhPFRn0y0
目の前で絶命した現実。
それを本能で察知した途端――佐天の頭の中は一気に真っ白になった。
そして、持ち上げようとして失敗してしまったこと。
725: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:08:42.49 ID:KhPFRn0y0
佐天「も、もういやあああああああ!!」
全身を小刻みに震わせたまま、起き上がる。
726: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:09:09.20 ID:KhPFRn0y0
727: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:09:39.64 ID:KhPFRn0y0
728: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:10:12.59 ID:KhPFRn0y0
視界は徐々にはっきりとしてくる。
目の前にいたのは――。
729: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:10:39.77 ID:KhPFRn0y0
だが――冷たい手はとてつもない力で締め付けていた。
指の一本も外すことはおろか、挟み込むことさえ出来ない。
なおも、何度も何度も、指を挟み込もうとする。
が、なかなかできず、せいぜい相手の指や自分の首を爪で傷つけるだけ。
730: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:11:06.85 ID:KhPFRn0y0
731: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:11:34.98 ID:KhPFRn0y0
そして――首を締め付ける感覚は――ない。
??「……佐天、しっかりしろ……おい」
732: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:12:00.24 ID:KhPFRn0y0
机などは何事も無かったかのように整然と並んでいて。
床や天井なども普段どおりで。
なぜか教壇の脇で、佐天は横になっていたのだった。
733: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:12:29.37 ID:KhPFRn0y0
佐天(……わたしだけ……?初春や御坂さんに白井さんは?)
慌てて周囲を見回すが――それらしき人影はない。
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