736: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:13:48.32 ID:KhPFRn0y0
大圄「まあ、あっちは名門だし、LEVEL5も1人いるから、そんなに叩かれはしなかったが、うちだったらそれだけじゃ済まないだろうな」
佐天「え?常盤台って、LEVEL5は2人いるんでは。で、その内の1人がここに来ていたんですけど」
737: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:14:14.93 ID:KhPFRn0y0
佐天(何なの。初春や御坂さん白井さんが、これじゃあ最初からいなかった感じじゃない)
照明が煌々と照らしている廊下を歩きながら、ふとそんなことを思う。
担任が事実否定どころか、信じられないような言葉を吐き出すことに――何もかも信じられない気分になっていた。
738: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:14:41.10 ID:KhPFRn0y0
少しボサボサになった髪。
すっかり疲れ果てた顔。
そして――首もとに付いている黒い汚れ。
739: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:15:27.47 ID:KhPFRn0y0
佐天「な、なに……これ!?」
一気に寒気が全身を襲う。
思い起こされるのは――夢の中で少女に首を絞められた光景。
740: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:16:01.26 ID:KhPFRn0y0
佐天「あ……ああ……」
そこに写しこまれた光景。
741: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:16:29.89 ID:KhPFRn0y0
……ガリ……
742: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:16:59.98 ID:KhPFRn0y0
……ガリ……ガリ……
743: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:17:25.82 ID:KhPFRn0y0
――朽ちてボロボロになった木の床に。
――できた血の池に、苦悶の表情を浮かべたままの顔をうずめて。
744: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:17:54.47 ID:KhPFRn0y0
そして――赤い服を着た、青白い顔の少女。
長く伸ばした髪の隙間から覗かせる、恨めしそうな視線を下へと向けていた。
745: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:18:45.40 ID:KhPFRn0y0
(暗転の後、背後にゆらめく廃校舎)
テーレレテテテレテー
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