766: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2011/03/19(土) 23:31:27.77 ID:KhPFRn0y0
ぐずぐずしていられなかった。
隣で起きたことがこの中で現実になろうとしているのなら――ちんたらしていたら、手遅れになる。
ましてや、一人会話なんかしている精神状態――そういうことをやらかしてもおかしくない。
そこで、腰に差したバールの存在を思い出す。
すぐさま折れたバールを手にして、平たくなっている先端を扉の隙間に突き刺した。
簡単にはいかなかったが、ある程度力を加えると隙間にうまく挟まった。
佐天「悪いけど、ドアこじ開けますよ!!」
そう呼びかけると、突き刺さったバールを一気に両手で押し込む。
が、結構扉は固く閉まっているのか、なかなか開く気配が無い。
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