過去ログ - 黒子「おまじない……?」
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792: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/01(金) 23:18:32.57 ID:d46RIvVr0

 裂け目が廊下を横切っている場所までたどり着く。
 渡してある木の板はそのままになっていた。

 ロウソクを床において、両手で板を持ち上げる。
以下略



793: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/01(金) 23:19:03.46 ID:d46RIvVr0

 佐天「これだけでも一苦労だっつーの……」

 誰に言うわけでもなく、そんな不平を一人ぼそっとつぶやく。
 ゆっくりとかがみこんで、床に置いてあったロウソクを手に取った。
以下略



794: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/01(金) 23:19:34.85 ID:d46RIvVr0

 広間まで出てきた。
 壁に立てかけてある、板はそのまま置かれていた。

 佐天「…………」
以下略



795: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/01(金) 23:20:08.48 ID:d46RIvVr0

 玄関に足を踏み入れた。

 下駄箱が数列並んでいた。
 だが、いずれもまっすぐに並んでいるとは言えず、本来の位置から一部がずれていた。
以下略



796: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/01(金) 23:20:51.75 ID:d46RIvVr0

 佐天「な……最悪じゃん、これ……」

 目の前に飛び込んできた光景に、呆然とした。
 そして、その場に力なくしゃがみこんでしまう。
以下略



797: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/01(金) 23:21:23.36 ID:d46RIvVr0

 佐天「――!?」

 奥の広間へと通じる引き戸が閉じられていた。
 揺れで扉が動いたのだろう。
以下略



798: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/01(金) 23:21:54.18 ID:d46RIvVr0

 引き戸は――開くどころか――

 取っ手から指が離れた。
 それで、今まで引き戸を引っ張った力が殺されるわけがない。
以下略



799: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/01(金) 23:22:27.41 ID:d46RIvVr0



 佐天「……んんっ……痛っ!!」

以下略



800: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/01(金) 23:23:08.46 ID:d46RIvVr0

 倒れ掛かった靴箱。
 所々に汚れや破損が目に付くモルタル製の壁。
 そして、広間とを仕切る大きな引き戸。

以下略



801: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/01(金) 23:23:58.91 ID:d46RIvVr0

 佐天「……どーなってんの……これ……」

 目の前に見えている思いがけない変化に戸惑いを隠せない。
 だが、ずきずきと痛む頭を押さえながら、開いた引き戸へとゆっくりと足を進めた。
以下略



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