827: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/07(木) 23:06:08.99 ID:pga96Fg40
あゆみ「私を一人にしないで」
ロウソクを手にしながら、今にも泣きそうな目で黒子をじっと見つめていた。
黒子「付いてくるのは、わたくしは拒みはしませんわ。貴女はそれでいいですの?」
あゆみ「信用するわけじゃないけど……これ以上一人でいるのは嫌。恐くてたまらないわ」
黒子「別に構いませんけど……ただ……」
あゆみ「何よ」
黒子「そのロウソクの炎、お借りしてもよろしくて?」
あゆみ「どうぞ」
手にしていたロウソクの芯を、あゆみの持っているロウソクに近づける。
炎に触れた途端に、もう一つの小さな炎が灯る。
教室を照らす光が、わずかながら明るくなった。
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