840: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:45:56.71 ID:HgyAm96r0
廊下は相変わらず闇に閉ざされていた。
天井からぶら下がっている照明も、まったく機能していない。
黒子「さて……外に出たのはいいでしょうけど……どうしましょう」
あゆみ「そういえば、ここに来る間だけど、私のクラスメートを見なかった……よね?」
そう言いながら、横から黒子の顔を恐る恐る覗き込むように見つめる。
黒子「貴女のクラスメートはおろか、生きている人と会ったのは貴女が初めてですの」
あゆみ「そう……」
黒子「貴女方は何人、ここに連れてこられましたの?」
あゆみ「先生を入れて9人。女が6人に、男が3人」
黒子「そんなにも……一体、何がありまして?」
あゆみ「クラスメートの1人が転校することになって……」
そこで言葉を一端切り、小さく息をする。
少しの汗が額を流れ落ちようとしていたのを、手で拭って――言った。
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