843: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:48:36.21 ID:HgyAm96r0
黒子「…………」
何も言えなかった。
いや――どんな言葉をかけたらよいのか分からないといったほうが正確だろう。
廊下の外で雨が降りしきる音だけが、ただ響いていた。
あゆみ「鈴本さん……転校するクラスメートの女の子だったわ。保健室で子供の幽霊に心を取り込まれそうになってたから、助けようとしたの」
廊下に面した破れた窓を、力ない様子で見上げる。
黒子(子供の幽霊?1階で出くわしたあの少年ですの?)
先程まで目の当たりにしてきたことを思い起こす。
黒子(それとも……トイレの鏡の……赤い服の少女?)
1002Res/516.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。