903: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/10(火) 22:39:10.32 ID:+4C+A4pM0
あゆみ「学園都市でも知られていると思ったのだけど。オカルトマニアの間じゃ有名だよ」
黒子「少なくとも霊能力者ということは初耳ですの」
あゆみ「そうなんだ」
黒子「まあ、いいですの。それよりも……」
なおも釈然としないまま、あゆみのいる近くまで足を踏み込む。
ギィギィという不快な音が、耳についた。
黒子「貴女の言ってた、心当たりとやらは何ですの?あの女の言うことしか手がかりがないのも癪ですけど、動かないままでいても仕方がありませんの」
あゆみ「それなんだけどね……1階の廊下を通っていたときに、その人形が泣き出したの」
黒子「こ、これがですの?」
訝しく思っているのをあからさまにしながら、改めて、手にした文化人形を見つめる。
一見すれば、何の変哲もない古臭い人形。
機械などの仕掛けが施されている様子は微塵も感じられない。
それがいきなり話しかけたり、泣き出したりするとなると――気味悪い以外の何者でもないと思えてしまう。
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