936: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:18:59.53 ID:YctSisQV0
あゆみ「返事……書かれていない……誰も来ていないのかな……」
黒子「そのようですわね。足を踏み入れた形跡すらなさそうですの」
落胆するあゆみに、ため息をつきながら、教室内を探る黒子。
だが、教室の中央付近で黒子はふと立ち止まった。
そして、ロウソクの炎を足元の床へと近づけていく。
黒子「そのかわり……見たくないものがありますの。篠崎さん、できるなら近づかない方がいいですの」
見たくないもの――それは、1体の白骨死体だった。
黒い学ランが付近に散らばっていることから、男子中高生と思われる。
ただ、そんなことより黒子の目を引いたのは――その学ランが、上下真っ二つに切り裂かれていたこと。
それどころか――胸部の辺りで明らかに真っ二つに切断されていた。
袈裟懸けで切断された切り口が生々しい。
鋭い刀のようなもので、一瞬にして切断されたようだ。
周囲の床や、来ていたと思われる白いワイシャツが赤黒く染まっていることから――その状況を物語っている。
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