過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです
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◆I045Kc4ns6
2011/10/11(火) 02:46:00.49 ID:FcBaYgis0
「随分と余裕なんだね」
声が、聞こえた。
また、あの声が聞こえたのだ。
以下略
934
:
◆I045Kc4ns6
2011/10/11(火) 02:46:31.65 ID:FcBaYgis0
そう言ってイチローは空へ向かって球を軽く放り投げ、途中で霧散した。
煙草を吐き捨て奥歯を噛み締める。
消すだけなら未だしも、紅十字を、炎を掴む技術、能力なんて知らない。
そんなものがあってたまるものか。
以下略
935
:
◆I045Kc4ns6
[saga]
2011/10/11(火) 02:47:18.30 ID:FcBaYgis0
イチローがステイルに話しかける。
しかしステイルは聞く耳無しといった面持ちで口調を強めた。
「イノケンティウス!手加減など無用だ!殺せ!」
以下略
936
:
◆I045Kc4ns6
2011/10/11(火) 02:48:25.24 ID:FcBaYgis0
見抜かれている筈がないと思っていたタネが既にバレている。
突然のことに焦りが生まれた。
嫌な汗が頬を伝う。
しかし、しかしだ。
以下略
937
:
◆I045Kc4ns6
2011/10/11(火) 02:49:11.37 ID:FcBaYgis0
今、イチローは何を言った?
一つ一つを削るという冗談のような提案に賛同しなかったか?
「刻まれたルーンはあの娘を運んだ時にもう気付いていたけど……」
以下略
938
:
◆I045Kc4ns6
2011/10/11(火) 02:49:37.86 ID:FcBaYgis0
今、イチローは何を言った?
一つ一つを削るという冗談のような提案に賛同しなかったか?
「刻まれたルーンはあの娘を運んだ時にもう気付いていたけど……」
以下略
939
:
◆I045Kc4ns6
2011/10/11(火) 02:50:48.67 ID:FcBaYgis0
即答。
即答した。
この男は、野球選手という人物は、一体何を、どうして、こんな。
最早計画なんてものは破綻していて。
以下略
940
:
◆I045Kc4ns6
2011/10/11(火) 02:52:04.08 ID:FcBaYgis0
ステイルの咆哮と共にイノケンティウスが蘇る。
これまでよりも何倍も大きく、猛々しいその姿は正しく王。
バットで太刀打ちするのは焼石に水といったところである。
ルーンを消さない道を敢えて選んだのだから、出来ることはただ一つ。
以下略
941
:
◆I045Kc4ns6
2011/10/11(火) 02:53:06.12 ID:FcBaYgis0
ボッ、ボッっと不規則に音がする。
それは火が燻っている音によく似ていた。
発生源はどこだろう?
見ようとしても見えない。
以下略
942
:
◆I045Kc4ns6
2011/10/11(火) 02:54:02.67 ID:FcBaYgis0
「試合には負けたかもしれないな」
「……?」
以下略
943
:
◆I045Kc4ns6
2011/10/11(火) 02:54:52.80 ID:FcBaYgis0
子供のような笑顔を見せる彼に対し、なんだが全てが馬鹿らしく思えてしまった。
しかし深く突き詰めれば、こういったことが彼の強さに繋がるのだろうか。
そもそも何故野球の選手があのような力を持っているのか。
考えてみれば最初に行き当たる疑問に今更悩んでみる。
以下略
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