過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです
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983: ◆I045Kc4ns6
2011/10/24(月) 01:39:18.60 ID:r7U9UJjB0

何もない平坦な場所なのに、上条は大きく転んでしまった。
宛ら一昔前のマンガのようである。

「最初は彼女も色々喋ってたんだけどね。『ヨハネの〜』とか『天使を〜』とかさ。
　急いでいたからさっさと飲ませたけど、上条君は何のことかわかる？」

さもこうするのが当然であるかのように話を進める目の前のイチローという人物。
噂になるのも無理はないのではないかと考える。
半ば呆れ気味な自分を放ってフランクに話す彼を見て色々と考える。

「はぁ……一先ずは良かったけど……」

不幸だ、と言おうとして、その言葉を飲み込んだ。
今はインデックスが無事であったことを喜ぼう。
どこからともなく現れた野球選手に感謝をしよう。
夜も更け、激動の夏休み初日の幕が閉じていった。


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