111:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/22(土) 11:57:28.44 ID:Cyk8wUxI0
「ため口ねー…出来るかなー…」
一人ごちりつつ携帯電話を見て、佐天はごろりとベッドに横になる。
(年上の人にタメ口ってちょっと抵抗あるなぁー…麦野さん、声聞く限りだと恐そうだったし…)
(でも――)
佐天は思った。
無能力者の自分が敬語を使わないでレベル5や、高位の能力者たちに対して全く物怖じしないで話が出来るこの環境。
(無能力者の私が――ハイテンションでべらべら話す…『こいつらときたらー!』とか言ってみたり…あはは…難しいかな?)
そんなことを考えながら佐天はポフン、とベッドに横になる。
(ふあー…寝むい…)
久しぶりに一人で歩いた。
炎天下の中での散歩は案外疲れた様だった。マネーカード拾いと立川のショッピングは想像以上に彼女の体力を奪っていたようで、
気付けば彼女はその疲れからか着の身着のままで寝てしまった。
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。