17:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/14(金) 19:12:41.14 ID:RxVAfjGZ0
『初春?あなたからも何か行ってあげて下さい!お姉様は無能力者の男に気があるそうなのですが…お姉様の様な上品な御方とはどう考えても釣り合わないですの…!』
『…私は人それぞれで良いと思いますけど…ダメですかね?佐天さんはどう思いますか?』
『あ、私は…はは、無能力者がどうとか、って言うよりかは自分の思った相手だったら誰でもいいと思いますけど…』
『ちょっと!初春さんに佐天さん!そんな話じゃなくって!ってかいつから私はあの馬鹿の話をしたのよ?』
『だって、お姉様が私たちといて、上の空の時はたいていはあの類人猿がからんでいるんではなくて?お姉様は否定できまして?』
『うっ…///』
顔が赤くなっている御坂。
そしてそれを複雑な表情で見ている白井。
初春と佐天は、ははは、と笑っている。
佐天は一緒に笑っている初春をちらりと見る。
彼女は御坂と白井の痴話げんかの様なやりとりを聞いている。
(私は…どうかな…?)
佐天は自分が本当に心の底からこの会話を楽しんでいるか、自分に聞いてみる。
答えはわかりきっている。
この会話は彼女にとって苦痛以外の何ものでもなかった。
(御坂さんが気に言ってるかどうかなんてわからないけど…)
(無能力者だって良いじゃない…白井さんも御坂さんも、能力なんて気にしないでさ…?)
彼女の思考がまた切り替わる。
すると今度は誰かが佐天を呼んでいる。
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