172:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/23(日) 03:32:15.43 ID:qjaYsugY0
『いやいや、お前ってどういうヤツなのかなって話しを今車の中でしてたのよ…ふふ』
「…あ、っそ」
(なにぃー!?)
『ま、私の予想だと…私より年下ね…?必死に言葉を選ぶようにタメ口使ってるみたいだけど?電話の女?』
「べっ、べっつにー!?そんな事ないわよ?」
(そ、そりゃ年上にタメ口って簡単にできるわけ無いでしょー!)
佐天は冷や汗が流れるのを肌に感じた。
正体がばれるわけではないが、ここで自分の身分が分かってしまうのはちょっと抵抗があった。
それは正体がアイテムのメンバーにばれることが学園都市の最奥、いわゆる暗部に完全に堕落する事だと本能的に知覚していたのかもしれない。
麦野はその後何も話さない。というか通話モードにしたままアイテムの面々と話している様だった。
するといきなりアイテムの面々の声が聞こえてくる。
麦野がどうやら外部スピーカーモードにしたようだった。
まず最初に拾ったのは絹旗の声。とげんこつの音。
『超若いですね…麦野よりも全然…ってイタっ!』
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。