197:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/25(火) 15:00:07.49 ID:SVOiBc3o0
「アンタあの噂の事何か知ってるの!?」
美琴は気づけばギョロ目の女の肩を掴んでいた。
「知っても苦しむだけよ。あなたの力では何も出来ないから」
「私に出来ないってアンタだったら…」
ドゴッ
ギョロ目女のローリングソバットが美琴の脇腹に突き刺さる。
どうやら彼女の前では長幼の序はしっかり守らないといけないようだった。
「マネーカードをまくのもその一環」
そう言うとギョロ目の女はマネーカードを撒く理由を説明する。
カードをまいて普段意識が向かない路地や裏通りに意識を向けさせ、そこで行われるであろう実験を阻止している、と言うのだ。
「え?ちょっと…どういう事?意味が分からないわよ…?」
(実験…?阻止…?しかも私じゃどうにも出来ない事…?)
美琴はギョロ目の女に更に詳しく話しを聞き出そうとするが女は机の引き出しにある冊子に火をつけるとそのままどこかに消えていった。
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。