262:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/28(金) 03:37:47.67 ID:scyQj+zN0
突如として彼女の目の前に現れた真っ黒の日本刀。
砂鉄を集めて作ったものか、と勝手にフレンダは推理をめぐらす。
「えぇ…刀…幻想虎鉄…イマジンソード…なんてね…ふふ」
そういうと美琴は右手に握られた刀をれろぉ…と妖しく舐める。
その素振りはどこか妖艶さを感じさせる。
「…へぇ…切れ味の方はどうなのかしら…?」
「まだ試し切りはしてないわ…」
カチャリ…柄に相当する部分を美琴は掴むとダッ!とフレンダに駆けていく。
駆けてくる美琴を細めた目から見据えたフレンダは腰に指してある黒い鞘から大きめのナイフを抜刀する。
「へぇ…面白い形のナイフねぇ…」
「グルカから伝わった湾刀よ…英連邦の盟邦、グルカに伝わる名はククリ刀、とくとごらんあれ!」
そういうとフレンダは美琴に合わせて駆け、距離を詰める。
間合いの関係上、フレンダが不利だが、戦闘の経験回数では圧倒的に彼女が有利だろう。
勇猛・敏捷のグルカ兵が持つククリ刀を持ったフレンダと真っ黒の日本刀のを持った美琴の真剣勝負が始まる。
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。