276:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/28(金) 04:07:21.74 ID:scyQj+zN0
「私はこーゆー時にねぇ…言い知れぬ感覚を味わえるの…」
気付けばフレンダは恍惚とした様な表情になっている。
まるで快楽にひたる淫美な美女の様。
フレンダは自分の口を開くと真っ赤な口腔を覗かせ、そこからぬらぁ…と舌を出し、自分の中指の先をぺろと舐める。
よだれのついた指の腹をゆっくりと唇の端から顎まで這わせる。
「人の命を摘む…この瞬間、私は相手の運命を支配した気になれるの…」
「はぁ…はぁ…!」
美琴は息も絶え絶えの状態でフレンダの言う事に耳を傾けていた。
しかし、次のフレンダの発言が彼女の最後の力を振りしぼらせる!
「結局コイツは私に殺される為に生まれてきたんだ…ってね♡」
「……じゃ…ないわよ…!」
「最後にいい感じの悲鳴を聞かせて頂戴☆」
「ふざけんじゃないわよっ!」
一度目は小さくてフレンダは聞こえなかったが、二回目の怒声はフレンダにしっかり聞こえた。
そして美琴の怒声と同時にフレンダの回し蹴りはガードされ、蹴りをした方の靴が遠くに飛んいってしまった。
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