334:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/29(土) 18:28:29.93 ID:iSm8z8mn0
「結局…疲れたって訳よ」
下部組織の構成員の送るキャンピングカーの中でフレンダは「はぁ」とため息をつく。
今日の相手は強敵だった。
「じゃ、ふれんだ。ここらへんでおりよっか」
「あ、そうね、今日は集団アジトでいっか」
滝壺は体晶を使って麦野の膨大すぎる原子崩しの射撃補佐に当たって、インベーダーをあと一歩のところまで追い詰めた。
しかし、体調に不調をきたし、戦線から後退した。
下部組織からはいった連絡によれば麦野は擦り傷程度ですんだらしい。
絹旗も治安維持機関とかいう組織に布束を引き渡して無事帰還中との事だ。
インベーダーとの勝負はつかずじまいになったが、リーダー不在という事態は避けることが出来た。
「お疲れ様です」
「送ってくれてありがとね」
下部組織の名前も知らない男にフレンダは律儀に礼をする。
滝壺もベンチコートをはおったまま小さくぺこりとお辞儀をする。
「滝壺、鍵持ってる?」
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