358:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/29(土) 18:52:30.71 ID:iSm8z8mn0
さて、フレンダと滝壺は共同アジトで一泊する事を決め、戦いの疲れをいやすべく、お風呂に入った。
風呂から出た後、二人は夜食でピザを注文した。
食べ終わると大きいもふもふしたソファで二人はぐだーっとしていた。
「振り返ると…そこは…風の街…浮かんでは消える…生まれ今日までの…ストーリー…」
「ふれんだ?その歌、何?」
「あー…浜面がいつもつぶやいてる歌あるじゃん…結局…浜面のhiphop講義を前に熱弁されてさ…殆ど覚えてないんだけど…これだけ何か記憶に残ってさ」
「浜面、hiphop好きだもんね」
「人間交差点 SD Junkasta…とかなんとか…この透き通った男の声が良いとか…今ではちょっと浜面の言ってたことが分かるかもって思う訳よ」
「生まれ今日までのストーリー、ほんの何小節かの旅路…老いた大木の様にそれぞれ分かれていく道は…」
フレンダはこの唄を初めて聞いた時、なぜか姉の事を考えた。
人は離合集散を繰り返す、人生という旅を歩む。
この街のコンクリートジャングルを時期は違えど歩いたフレンダの姉。
もう最後に会って数年になる。フレンダが学園都市に入ってから、入れ代わりで消えていったステファニー。
けれど、再び、会いたい。
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