42:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/19(水) 02:34:39.53 ID:Hnml+c0n0
(確かに…自分でも能力者に対して憧れる気持ちがあるのは認めるけど)
(なんていうか…もっと違う気がする…能力に関してはあんなに痛い目見たわけだし…)
そこで彼女は自分の気持ちがわかりかけた様な気がした。
(能力があってもなくてもいい、ただ、白井さんや御坂さん、初春の様に何か自分に誇れるような事をしてみたい?)
(御坂さん達が自分たちの能力を鼻にかけてる事はない…と思うけど…自分たちの能力に絶対の自信は持ってる…)
(私も…何か、自分に誇れて自信を持って出来る事をしてみたい…のかな)
(…それとも、ただの興味?人に言えない事をしてみたい…のかな?)
佐天はシャワーを浴びながら自分の思考がどんどん遅滞していく感覚を覚える。
結局、自分は能力者に嫉妬しているかどうか、答えは出なかった。
そして、自分がいつも一緒にいる友人たちと同じように能力者になりたいと思っているのか、それとも何か人に言えないことをしたいのか…。
ぼんやりとお風呂にある防水時計を見る。
そろそろ風呂から出なければ遅刻してしまう時間だった。
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