過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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448:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:38:03.35 ID:ofO3IuS6o
麦野さんとかプライド高そうだし…年上の人のふりしてきた私が実は中一なんてばれたら…やばいやばい。
佐天は取りあえずは目の前にあるハンバーグランチを全て食べようと決め、ハンバーグをかっこむ。
折角初春と約束してまでファミレスに行ったというのに…待っていたのはアイテム。


佐天は内心「不幸だー!」とどこかのつんつん頭の少年の様に内心に慟哭の叫びをあげた。
彼女の背後数十センチを隔ててアイテムがいる。
振り向きたい衝動にかられつつも振り向いたら負けな気がする!と思い必死に振り向きたい衝動を抑え、冷静にハンバーグを食べていく。


「あ、佐天さん、すいません」


「ん?どした?初春」


初春が不意にスカートのポケットに手を当てる。
携帯電話を片手に持っている。
どうやら風紀委員の緊急連絡の様だった。


「はい、初春です。もしもし…はい…はい…」


電話を続けていくうちに初春の表情がどんどん曇っていく。
どうやら風紀委員の緊急招集という事らしい。
電話が終わるころには初春はすかりローテンションになった表情を佐天の前に浮かべる。


「すいません…ちょっと緊急で風紀委員の招集が掛けられて…いろいろ久しぶりにはなしたいことがあったんですが…」


「いいよ…初春は風紀委員だもん。ちゃんと頑張ってね。ほら、なんだっけ…よく白井さんと初春が言ってるやつ…」


佐天は思いだせないと言った風に頭のおでこの部分をこする。
初春が間髪置かずに「己の信念に従い、正しいと感じた行動を取るべし」と言い放つ。


佐天は「うん、それだ」と頷くと「風紀委員頑張って」と親指をぐっと立てる。
「はい、また近いうちに遊びましょうね、佐天さん」と初春が言うとスカートのポケットから腕章を嵌めてレストランを飛び出していった。


佐手のいる座席には伝票と食べ終わった食器が置かれていた。
「あ、初春、特大パフェの金払ってない…」と佐天はぽつりと言った。



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