453:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:43:26.71 ID:ofO3IuS6o
「いくつよ」
「中学生です…中学一年生…」
麦野以外のメンバーから多かれ少なかれため息がこぼれる。
やはり自分たちに指示を送っていた人物が自分たちよりも年下であると言うことに驚きを隠せない様だった。
絹旗は「超、私とためですね…!」と声に出して驚いている。
「私達が今まで色んな危険を冒してまで任務にあたっていたって言うのに、とうの依頼人は中学一年生かよ」
「………すいません」
佐天は何を言ったらいいのかわからないので、取りあえず謝る。
先ほどまで騒いでいたアイテムの座席が急に静かになって重苦しい空気が彼女たちの卓のあたりに滞留し始めた。
フレンダが「まぁまぁ…」と麦野が生み出す重苦しい空気をなんとか宥(なだ)めようとしている。
「ちょっとこっちこいよ」
「は、はい…」
まるで古き良き学園物アニメの番長よろしく、麦野はアイテムの座っている座席に来るように指示する。
同時に浜面に「そこの二人用の座席くっつけて」と指示し、「はいはい」と浜面が答える。
浜面がメニューと店員呼び出しボタンを窓側座席に置き、机を動かし二名用の座席と椅子が接続された。
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