457:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:46:28.70 ID:ofO3IuS6o
「お前、家族とかいるんだろ?」
「学園都市外に両親と弟がいます…」
「なら、何で暗部落ちしたんだ?」
「は?暗部落ち?」
佐天は浜面の言っている事が理解できなかった。
あくまで佐天は治安維持機関から連絡を受けて、その命令を伝達しているだけ。それが何故、暗部などという名前で呼ばれているのだろうか。
そして落ちた、とは一体どういう事なのだろうか?
佐天が脳内で浜面の質問に対する答えを見いだそうとしている間にフレンダが口を開く。
「あんた、まさか電話をするだけで自分に危険が及ばないとでも思ったの?」
「いや、だって人材派遣の人だって安全って前に言ってたし…」
「そりゃ、言うに決まってるわ。自分の後釜が決まりかけてたんだもの」
佐天はフレンダの言葉に「はぁ」と首をかしげるだけだ。
実際に危険が及ぶかどうかは分からないけど、やっぱり気をつけた方がいいと思う訳よ、とフレンダは親切心からか佐天にアドバイスを送る。
対して彼女は電話をかける仕事を始めてから数週間がたった今、身に危険が及ぶ事がなかった。
なのでフレンダの言っている事が大げさに感じられた。
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