460:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:49:59.87 ID:ofO3IuS6o
レジの会計を終えて、佐天とアイテムは解散する事になった。
いや、もはや佐天を含めてのアイテムと言ってもいいかもしれない。
佐天とアイテムの間に友情関係と言ったものは構築されていないが、彼女たちは赤の他人ではなくなったのだ。
個人的にどういった感情を抱いているかどうかは考慮しないとして、単純な繋がりで見れば、アイテムに佐天涙子は加入したと言っても差支えないだろう。
(いやー、ノリでアイテムと話したけど、ちょっと恐かったなぁ…)
佐天は麦野とは安した時の事を考える。
彼女はファミレスの駐車場で止まっている浜面の運転するシボレー・アストロを横目に映しながら自宅である柵川中学の学生寮に向かっていった。
そして、ここはアイテムのの構成員を乗せたシボレー車内。
滝壺は共同アジトに到着し、シボレーから下車。絹旗は自分の単独アジトに身を寄せた。
フレンダは「歩いて帰る」と言い、歩いてどこかに行ってしまった。
さて、車内には麦野と運転手である浜面の二人きりになった。
重苦しい沈黙が続くのか、と浜面は思ったが、それは麦野の思い出したように話す声は彼の思索を打ち消していく。
「私達ってあんな中学生に命令されてたんだ…」
「まぁ…、そういうことになるな」
中学生から発せられる命令を唯々諾々として行ってきた麦野。
ただ、それに従ってきた自分が悔しいような、笑えるようなきがした。
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