過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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467:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:58:53.97 ID:ofO3IuS6o
フレンダの期待とは裏腹に佐天が提示した情報はフレンダも把握している情報だった。
そしてそれは噂と事実が入り混じった情報が本物の信頼できる情報になった瞬間でもあった。


姉が傭兵職についているなんて話、あくまで眉唾もののうわさと断じていた。
しかし、まさか本当に傭兵稼業をしているとは、フレンダは読み上げられたデータを聞くと大きくため息をついて肩を落とした。


今佐天が読み上げた内容は知っている。
半信半疑の噂だった情報が確かな情報になっただけでも大きな手柄だったが、いかんせんこれだけでは姉を探すには情報が足りなかった。


フレンダは内心にどうしよう、とつぶやく。
結局は佐天の見れる情報はこれが限界だった。
実際問題、情報を照会する限りだと、フレンダの姉は既に学園都市を後にした様だった。


フレンダがため息を吐くと、佐天が話しかけてきた。


「ごめん、フレンダ…バンクに記載されてる情報はこれだけだよ?この人、フレンダの知り合いなの?」


佐天の当然わく興味にフレンダは本当の事――実の姉であること――を言おうか迷ったが、辞める。
情報バンクに記載されていない情報を言って後顧の憂いにしてはならない、とフレンダの本能が告げる。
申し訳ないがここでは佐天に嘘をつくことに決めた。



「あぁ、私の恩師でさ…」


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