477:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/12(土) 02:10:56.40 ID:8hjNMdxho
第十四学区は外国人の受け入れを主体に作られた学園都市の中でも海外の言語の説明が付け加えられている珍しい学区だ。
面積は小さいながらもかなりの数の外国人留学生がここで学園都市の能力開発教育を受けに来ている。
そんな第十四学区にフレンダはいた。
既に最終下校時刻は回っていた。
しかし、陽の光がまだともっているのでステファニーが教鞭を務めていたとされる学校へ走って向かっていく事に。
(うわー久しぶりだなぁ、ここ)
フレンダは高校に向かいながらも感慨深い思いを味わっていた。
彼女が初めて学園都市に来た時、彼女を受け入れてくれたのがこの学区だった。
その裏では密入国同然のフレンダを受け入れてほしいと、ステファニーが学園都市のお偉方に掛け合ったそうだが、フレンダはあまり覚えていない。
(えーっとここでいいのかな?)
太陽の陽が没し始め、警備ロボがうろうろしだす時間帯にフレンダはかつてステファニーが教鞭を取っていた高校についた。
ここであってるよね?と携帯電話のマップに指定されている学校の名前と住所を確かめる。
「ダメだよ、もう最終下校時刻回ってるよ!?」
学校の警衛がフレンダに声をかける。
校内の二階の職員室と思しき場所には周囲の電気の消えた部屋とは別に煌々と明かりがともっているのがフレンダの網膜に映る。
フレンダは警衛に姉とは伝えず、かつての知り合いに関して聞きたいとを伝えた。
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