506:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:19:31.17 ID:J4PEtpCFo
――アイテムの共同アジト(ステファニーと砂皿が下準備を始めたのとほぼ同時刻)
「ねぇねぇ」
「何?フレンダ」
フレンダの顔が滝壺の胸の辺りからひょっこり顔を出す。
何も身長差がそこまであるわけではない。
フレンダが滝壺の顔を見れるように、あえて下がっているのだ。なのでベッドから足が出てて、フレンダはちょっと寒かったりする。
けれど、その寒さを埋めてなお余りある滝壺の温かさに身をゆだねてしまえば、寒さなどどうでもいいと彼女は思う。
「今日も…その、ありがと」
「平気だよ、気にしなくていいよ」
滝壺はそう言ってやさしく微笑み返す。
フレンダは滝壺の背中に手を回す。
片方の腕がちょっとしびれるけど気にしないでおく。
「フレンダって甘えん坊だったの?」
「まぁ…ね…もう少し…こうしていい?」
「いいよ」
フレンダが滝壺の薄い胸板に顔をうずめる。
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