513:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:28:26.39 ID:J4PEtpCFo
フレンダ…お前は何で私の事を探してるの?ステファニーは妹が自分の事を探す理由…が何となくわかり、自分の胸が締め付けられる様だった。
半ば放置同然で妹を学園都市においたまま海外へ。
それを知らずに学園都市で姉を捜し続けた妹…ステファニーは罪悪感を感じずにはいられなかった。
彼女は散々フレンダの来学には反対した。しかし、フレンダは学園都市に来た。
しかも、北京で回収した資料を見るからではどうやら学園都市の闇で活躍しているようだった。
いや、活躍ではない。とステファニーは自分に言い聞かせる。
結局は戦火に身を置き、苛酷な命のやり取りをしているのだろう。
活躍というたった二文字の背後には何かこう、硝煙と血生臭い雰囲気をステファニーは感じずにはいられなかった。
アイテムという組織が学園都市の治安を維持している一部隊なのはわかった。何をしているのかも大体想像できる。
しかし、そうした汚れ仕事をしているフレンダに対して取り立てて、しかるとか、おこるとかそうした感情はステファニーには湧かなかった。
寧ろ、自分の明るい性格の反面、勝手に我が道を行き、妹が心配するから、と理由付けして勝手に放置同然で妹をおいて学園都市を去った自分のせいだ、とステファニーは自分の内心に言いつける。
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