519:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:33:22.74 ID:J4PEtpCFo
既に電源はつけられており、佐天はモニタにタッチして情報バンクにアクセスした。
そしてバンクの目次の所まで簡単にやってくると何を調べればいいの?と言った素振りでフレンダに向き直る。
するとフレンダは「警備員の報告書とか見れないの?」と恐る恐る佐天に告げる。
「は?」
いきなりの質問に佐天は一瞬目が点になってしまった。
警備員の報告書。果たしてそんな代物が佐天の目に触れる事が出来るのだろうか?
そしてフレンダはなぜ、それを見ようとしているのだろうか?
さまざまな質問が彼女の頭の中に浮かんでは消え、それを繰り返しつつ、佐天はフレンダの要望通り、警備員の報告書ファイルにアクセスを試みる。
やりかたはwebの検索の様に簡単にできる。
ただ、その内容が一般人に触れられるレベルにあるか否か、それに尽きるのであった。
「何を検索すればいいの?見れる情報は限られると思うんだけど…」
「八月の一週目の狙撃に関して」
即答。まさしくこの通りだった。
フレンダは佐天の質問に即座に答えると、食べ終わった、アイスの木の棒をくわえながら結果を待つ。
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