525:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:40:01.64 ID:J4PEtpCFo
「黄色かな?」とテレスティーナが何かを考えるようにして一粒チョコレートをケースから取り出す。
するとお見事。黄色のマーブルチョコレートが彼女の手の平に転がり落ちてきた。
それをぱくりと口にし、カリカリと噛み砕いていく。
その素振りを見つめていたフレンダが緊張している佐天の代わりに口を開いた。
「すいません。今日来たのは一つお伺いしたい事がありまして」
「どーぞ?何かしら?」
フレンダの両手にぐっと力が込められる。
そして緊張を押し殺すようにして彼女は喋った。
「八月一日の狙撃に関してなんですけど…」
「あぁ、あれね。狙撃の何を知りたいの?」
「いえ、狙撃の実行犯の連絡先がわかればぜひお教えいただけないかと」
「連絡先?ちょっと待ってね?」
テレスティーナは二粒目のチュコをぱくりと口に放り込む。
フレンダはその素振りを見、はやる気持ちを抑えて、両手にぐっと力がこもる。
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