過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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54:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/19(水) 03:00:13.19 ID:Hnml+c0n0
佐天は本名ではなくて名前だけ表示されている『フレンダ』に疑問を抱きつつ、次のページを開いていく。
運転席に座っている男は佐天が真面目にアイテムの記事を読んでいる事に配慮してか、静かに腕を組んで運転席に座っている。



(滝壺…り…なんて読むんだ?これ?りこうであってるのかな?)



(当該組織のリーダーである…麦野沈利の粒機波形高速砲の照準補佐を行う、なお…その能力の発露には…体晶をもちい…)



(体晶…?なんなんだろう?)


聞き慣れない名前が出てきて佐天は記憶を探ってみるが『体晶』なるものが一体なんなのかわからなかった。
彼女は能力を誘発する特殊な環境か何かだろうと、適当に決めて次のページをめくった。



(絹旗最愛…うわ、この子、私と同い年くらいじゃない?)


(ほうほう…絹旗さんはレベル4…窒素、装甲?聞いたことない能力)


(アイテムの中でも攻守の応用性に優れており、非常に広範な任務で活躍している…すごいなぁ…最年少なのに…)



佐天は流し読みになってしまったが、一通り『アイテム』のメンバーについて網羅されている記事を読み終わると携帯を隣に置き、男を見る。



運転席に座っている男は佐天がアイテムの記事を呼んでいた時間、別段苛立つ表情など見せなかった。
そして佐天が記事を読み終えると話しかけてきた。


「彼女たちに電話をしてもらうのが君の仕事だ。そして君にこの仕事を任せた理由は…」


佐天は自分の心臓がドキリと反応し、一気に鼓動が速くなっていくのを知覚する。


「君も何かやってみたいって思わないかい?」


「ど、どういうことですか?」


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