545:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:56:45.64 ID:J4PEtpCFo
――調布の市街地
ステファニーはホテルでゆっくりと沈みゆく太陽を眺めていた。
高層ビル群に隣接してるこのホテルから見る学園都市の夕日は格別だった。
(結局ダメでしたねー…)
第十四学区の黒人教師と離した後はステファニーは適当にしばらくバイクを飛ばし、ホテルに帰ってきた。
なじみの警備員仲間に会いに行ってもいいと思ったのだが、妹を探している事がばれて面倒なことにならないためにもホテルに帰って来たのだった。
砂皿緻密が大事な事なので口頭で伝えると電話をよこしてから数時間。
ステファニーはその“大事な事”とは一体なんなのか推察して遅い動きの時計の針を見ないように心がける。
と、その時だった。
ホテルのドアがノックされる。
俺だ。と砂皿の声がドア越しに聞こえてくる。
しかし、声が聞こえて来たからと言ってそれが砂皿の声だと確証がとれるわけではない。
ホテルを出る前に決めておいた暗号をステファニーは思い浮かべると、Dieselのジーンズの腰の部分にグロック17拳銃を差し込み、安線装置を解除する。
そしてドアに貼りつき、取りきめ通りの暗号をつぶやく。
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