過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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55:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/19(水) 03:01:36.35 ID:Hnml+c0n0
質問の意味がわからずうっかり質問に質問で返してしまう。
男は気まずそうに笑顔を浮かべている。


「君が幻想御手を使って昏倒してから、回復する今に至るまで君の生活は完全に監視されていたんだ」


「は?監視?」
(ちょっと、どういう事よ?)


いきなり出てきた『監視』という言葉に佐天は動揺を隠せないでいた。
なぜ、自分の様な――無能力者――が監視されなければならなかったのだろうか。


彼女の頭の中に次々と疑問が浮かび上がってくる。



「すまない。学園都市の統括理事会の命令で滞空回線(アンダーライン)という超小型のナノデバイスを散布していた」


佐天は何か言おうとして口をあけていたが、何も言えなかった。
結局、男が話を続ける。


「その中で君の周囲の会話も勿論聞かしてもらった。結果、君は能力者達にたいして憧れがある」


「決めつけないでください…」


「じゃ、否定してくれ」



「…………」
(そう言われると何も言えない…)



「そして、君は“自分も何か能力者の様に活躍したい”って思ったり、能力者の会話が嫌いだったりする」



「それがどうしたんですか?確かに私は無能力者です。そして周りにいる能力者の友人たちの話がたまにとてつもなく嫌になる時だってあります!」


佐天はつい、語気を荒げて本音をいってしまった。


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