578:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:38:50.43 ID:p/ocpvSSo
「アイテムは…どうなるんでしょうか?」
「……」
暫く沈黙が彼女達の居る空間を支配する。
「……アイテムのメンバーに伝えるかどうかは君が決めろ」
(いきなり押しかけて自分で決めろ、っていうのもひどいか…?)
ひどいと思いつつも砂皿としてはフレンダを助け出すだけ。
そしてそれを阻止する者を排撃するだけ。
後の事は正直、知った事ではなかった。
「…そうですか…では、フレンダの姉が助けに来たって事はフレンダに伝えときます…その時に、今後どうするか、本人とアイテムの他のメンバーに話してみます」
「そうしてくれ」
砂皿はそう言うと、ブーツを履き、部屋を出て行った。
自分の身があの男に護衛されていると思う安堵の気持ちの反面、いつしか学園都市から居なくなる護衛。
そしてその時には恐らく居ないであろう、フレンダ。
(アイテムは…どうなるの?)
様々な思いが一緒くたになる。
しかし、佐天は携帯電話を起動して麦野に連絡を取ることにした。
To:麦野沈利
Sub:久しぶり〜
よっ☆
いきなりで悪いんだけど、フレンダの連絡先分かる?><
知ってたら教えてくれ〜
タブレット型携帯電話をピコピコと押して
麦野に連絡する。あとは返事が来るのを待つだけだった。
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