6:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/14(金) 18:48:20.16 ID:RxVAfjGZ0
小包を破ると中にプチプチで丁寧に包装されているipadの様なタブレット型携帯電話が入っていた。
いや、正確に言えば通話可能なノートPCと形容がしたほうがいいかもしれない。
(な…なにこれ?いたずら…?)
ともあれ包装されているプチプチを取ってその携帯電話を見る。
市販で売られているipadと形は殆ど同じだが、通話機能が付いている点が大きくことなる。
製造されたメーカーの名前も彫られてない。
(…な、何よ?これ、マジで…)
(ちょっと…押して見ようかな…)
そんなことを考えて佐天が電源起動ボタンと思しき所に指を当てようと思った時だった。
音を立てず、静かに携帯電話が起動するではないか。
(えっ!?あれ?ボタンを押そうと思ったけど…勝手に起動した?)
動揺するよりも寧(むし)ろ、じーっとあぐらをきかながら携帯電話を見つめる佐天。
冷房の風が冷たい。
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